今回取材したのは、haseさん(名古屋市中村区)で行われた稲村真耶展。
澄んだ青色でうつわに描かれるものは、和洋中様々なジャンルにまたがっていました。そんな稲村さんの展覧会をご紹介致します。
さまざまな国の動物たち
稲村さんの陶器に描かれるものはお花や、動物など生き物が多いです。
例えばこのトラ。
トラ….だけどなんかちょっと違うような感じもしますね。(笑)
なぜこのような可愛いトラになってしまったのかというと、稲村さんは自宅で猫を飼っているのですがその猫にどうしても似てきてしまうそうです。
またこちらのシカは、
正倉院の宝物に描かれたシカをモチーフとして描かれたそう。
どことなく優しい目をしていますね。
これらの他にも鳥の絵柄だったりと、和洋中さまざまなものが描かれています。
このジャンル、国にとらわれない作品を作っているのも魅力の一つです。
造形にあらわれる美
ここまでは作品の「絵柄」に注目してきましたが、ここからは陶器そのものの形を見ていきたいと思います。
まずこちらをご覧ください。
この鳥の取っ手すごく可愛らしいです。
他にもでこぼこを作り釉薬(青いガラス質のもの)を塗ると、このでこぼこのおかげで色の濃淡が出てとても面白いです。
実はこの稲村が使われている釉薬。
ご自宅でできた灰を使われているようで、素材にもこだわられているんですね。
まとめ
トラやシカ、お花など沢山のモチーフが描かれていました。日本だけではなく、世界のさまざまな国の影響を受けているようです。このうつわたちでご飯を食べるといつもよりもちょっとだけ美味しく感じるかもしれませんね。
展覧会情報
稲村麻耶 陶展
会期:2019/3/2〜3/9
場所:hase
〒450-0002
名古屋市中村区名駅5-10-7
花車ビル中館1階
連絡先:TEL・FAX 052-414-5465